1. インプットなら、良い評判を聞いている教材を中心に選ぼう
2019年度合格
早稲田大学法科大学院・既修 2019年修了
インプット教材は
加藤喬先生の「
秒速総まくり講座」(資格スクエア)を使用しました。選んだ理由は、2018年に合格した友人が使用しており、良い評判を聞いていたからです。その他基本書として、「
入門民法[全]」や「
リーガルクエスト会社法」(有斐閣)「
基本行政法」(日本評論社)などを使用しました。いずれもロースクールの多くの友人が使用しており、良い評判を聞いていたため選びました。
2. アウトプットは、王道の"あの"教材を使用しよう
2019年度合格
早稲田大学法科大学院・既修 2019年修了
アウトプット教材は、
司法試験の過去問及び
出題趣旨採点実感を使用しました。選んだ理由は、試験委員が作成した問題を使用することが、
出題傾向や問われ方を把握する上で最も有用だと考えたからです。その他、
再現答案集なども合格答案の相場を分析するために使用しました。
3. 民法と民事訴訟法が苦手な受験生は、新司法試験以外の過去問も活用しよう
2019年度合格
立命館大学法科大学院・既修 2016年修了
私は、問題をこなす方法が一番合っていたので、
過去問を中心にとにかく答案を書いていました。私と同じように
民法と民事訴訟法が苦手な方は、
旧司法試験と
予備試験の過去問を解くことをお勧めします。なぜなら、
問題の質が良いということはもちろん、新司法試験のような長文の場合、「この事実をどこで使うのか」と疑問に思うことがあると思いますが、
短い問題文の旧司法試験の過去問で訓練することで、使う事実や重要な事実を拾う力が身につくからです。また、
民事訴訟法に関しては、個々の論点は授業等で勉強するので頭に入っているかと思いますが、
体系的に理解することも大事なので、
旧司法試験の一行問題を解くことで理解力を高めることができます。
4. 自分なりに加工した教材こそ、最良の参考書です
2019年度合格
予備試験合格
私のおすすめの参考書は、憲法は「
読み解く合格思考憲法」(辰巳法律研究所)、行政法は「
読み解く合格思考行政法」(同)、民法、商法、民訴は「
工藤北斗の合格論証集」(法学書院)、刑法は「
趣旨・規範ハンドブック」(辰巳法律研究所)、刑訴法は「
事例演習刑事訴訟法」(有斐閣)です。それぞれ、
自分なりに加工することで最良の参考書になるということは、頭にとどめておいてください。
Check
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出題趣旨や採点実感の他、
「司法試験の問題と解説(日本評論社)」に収録されている解説や解答例のPDFが掲載されているので、知識を補いながら、答案演習をサポートします。
さらに、問題に
関連する参照条文や参考判例にもリンクしているので、探す手間も省けて、効率的に疑問点の確認や復習ができます。
自分に合う最適な教材を上手に活用して、効率的に司法試験対策に取り組んでいきましょう。