2020/11/16

ただ過去問演習するのは、勿体ない
日頃の演習こそ"本番"を想定した訓練を

在校生 修了生 判例 過去問

1. 過去問演習をする前に、つい"予習"していませんか

 2019年度合格 
予備試験合格

 アウトプット対策として、11月下旬頃から毎日、午前中司法試験の過去問を解く時間に充てました。問題を解く前に予習をしてしまうことを防ぐため、司法試験の過去問全科目全年度をコピーした上で、その中から適当に問題を選び解くようにしていました。

2. 問題を解いただけで、満足していませんか

 問題を解いた後は、出題趣旨や採点実感、市販の優秀答案を確認し、自分の答案が「優秀」「良好」「一応の水準」「不良」のいずれに当たるのか、「優秀」でないならばなぜ「優秀」の答案を書けなかったのか(特に現場思考問題で「優秀」な筋を思いつかなかった理由は何かなど)を分析した上で、必要な限りで基本書などに立ち戻りました。

3. 2度目の演習は、1度目では気付かなかった点を確認しながら取り組んでみて

 全ての分析を終えた後、もう一度問題文を読み直して、問題を解いた時の思考を追体験しつつ、正解筋に辿り着くために必要であった視点に、問題文のどの文章で気がつくべきだったのかを確認しました。全ての過去問を解き終えた3月からは、特に行政法や刑事訴訟法などの頻出分野が限られている科目の書き方を磨くため、再度過去問を解きました。

4. 時間配分に自信がないなら、日頃から"本番"を想定して訓練を

 2015年度合格 
大阪大学法科大学院・既修 2015年修了

 論文式試験の勉強においては、新司法試験の過去問題は全年度分を解いてください。この時、時間配分に自信がない方は1時間40分から1時間50分の時間制限を設けて答案を書くことをお薦めします。なぜなら、本番の試験では緊張により答案作成のスピードが落ちるからです。

5. 余裕があれば、他の論点にも対応できる準備をしていきましょう

 上記4.の他、私の場合は他の論点に関する問題についても対応できるよう、
 ①他の法科大学院生がよく使用している教材であるか
 ②当てはめや考慮要素についても解説しているか
という2点の基準から演習書を選択し、使用していました。また、事実認定に関する書籍や判例の中で、事実に対する意味付けの例が掲載されているものは積極的に取り入れ、少なくとも有名な判例については判例検索データベース「LEX/DBインターネット」(TKC)で検索して下級審の判断も含めて読むようにしていました。
Check
合格者も判例を読むときに活用していた、「LEX/DBインターネット」とは
司法試験の勉強には"過去問"だけでなく、たくさんの"判例"に触れておくことも大切です。実際、受験後に"判例学習にもっと力を入れておけば良かった"と振り返る合格者も少なくないようです。そこで、限られた時間の中でも効率よく判例に触れるためにも、判例検索データベース等を活用して普段の学習法や直前期の復習等に取り入れていきましょう。

合格者が有名な判例を読むときに活用していた「LEX/DBインターネット」とは、「法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける判例検索データベースです。

「LEX/DBインターネット」では、全文を確認できるだけでなく、上下級審関連はもちろん、引用判例や被引用判例相互のリンクも充実しているので、効率的に判例を読み込むことができ、最新判例の確認はもちろん、答案を書く際に必要な知識の定着にも役立ちます。

司法試験対策に、"判例学習"は必要不可欠です。判例検索データベースも活用して判例に触れながら、答案を書く力を鍛えていきましょう。
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