2020/12/16

合格したいなら、方向性を見直そう
「合格者」との違いから見えた、改善点とは

修了生 判例 判例百選 ゼミ
 

1.不合格を経験したから気付けた、「合格者」と「不合格者」の違いとは

 2013年度合格 
立命館大学法科大学院・未修 2011年修了

 論文試験における合格者と不合格者の違いは、不合格者は「自分の書きたい答案」を書いているのに対し、合格者は「採点者の求める答案」を書いているという点にあります。
 したがって、不合格者は、
(1)採点者の求める答案の理解
(2)自分の答案と(1)の違い・足りないところの理解
(3)(2)の修正
(4)(1)~(3)の方向性が間違っていないかということのチェック
を徹底的に行わなければなりません。

2.「採点者が求める答案」を書くために必要なこととは

 上記1,(1)採点者の求める答案の理解では、「基本的な法律知識」「それを採点者に伝える表現力」が求められます。具体的な内容を理解するためには、出題趣旨や採点実感を何十回も読み込み、過去問を何度も解くことが必要になります。
 上記1.(2)~(4)では、法科大学院の先生方や予備校の答練など、他人から指摘を受ける機会を設けることが必要になります。不合格者同士のゼミは方向性を誤っても修正できないため、あまりおすすめしません。

3.採点者が「一番目にしているもの」から、力を借りよう

 司法試験では、上記2.で述べたように、「基本的な法律知識」「それを採点者に伝える表現力」が求められます。そして、これらはいずれも判例の理解が必須となります。特に、「表現力」を身につけるために、私は判例の言い回しや評価の仕方を参考にしていました。これは、私の拙い日本語表現力よりも、採点者が一番目にしている「判例の文章」の力を借りるべきだと考えたからです。そのためには、判例百選だけでは足りないこともありました(特に大法廷判決)。

4.判例百選だけでは足りない場合は、判例全文を読み込もう

 TKCのサービスの中からLEX/DBの判例検索システムを利用し、全文を読んでいる判例も多くありました。LEX/DBでは、判例文のなかで検索キーワードを色つきで表示してくれることや、判決文の引用判例にリンクを貼ってくれているので、使い勝手も良かったです。

5.勉強の方向性を見直して、最後まで諦めずに合格を掴もう

 私は、1回目の司法試験において、約4900番という非常に悪い成績で落ちています。そんな私でも、最終合格できたのですから、どんな不合格者であっても、勉強の方向性さえ間違えなければ必ず合格できます。諦めず、最後まで粘って、粘ってがんばってください。
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判例検索データベースも活用して、
判例への理解を深めましょう
 合格者も使用している「判例百選」(有斐閣)では、厳選された各法律分野に関わる重要判例が、事実の概要や判旨、学説の動向等コンパクトに収録されているので、効率的に判例を学習することができます。さらに、当該判例への理解を深めたい場合は、判例全文の読み込みはもちろん、上下級審関連の判例や引用判例等まで確認しておくと良いでしょう。

 判例全文を効率的に読み込むなら、「法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける判例検索データベースLEX/DBインターネット」がおすすめです。

 「LEX/DBインターネット」では、全文を確認できるだけでなく、上下級審関連はもちろん、引用判例や被引用判例相互のリンクも充実しているので、効率的に判例を読み込むことができ、最新判例の確認の他、答案を書く際に必要な知識の定着にも役立ちます。

判例百選で足りないところは判例全文も確認して、判例の言い回し等もしっかり確認して合格に必要な「表現力」も身につけていきましょう
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