勉強時間"不足"が、不合格要因になることも
2018年度合格
予備試験合格
私が予備試験合格の翌年に受験した2017年度司法試験は、合計点が10数点足らず不合格でした。
全科目時間不足であったことと、
選択科目(労働法)がほとんど手付かずであったことが敗因でした。
勉強時間を確保する方法
司法試験合格者の中には仕事をしながら司法試験受験に挑戦された"社会人受験生"もおり、限られた時間の中で勉強時間"不足"を克服されています。そこで、司法試験合格した社会人受験生の事例から、勉強時間を確保するポイントを4つご紹介します。
- 1週間の目標を決める
- 勉強するタイミングを決める
- 余裕がある時期と繁忙期と強弱をつける
- 「隙間時間」を徹底的に利用する
11週間の目標を決める
2020年度合格
予備試験合格
私も社会人受験生で、受験勉強に充てられる時間は限られており、おそらく合格までに最低でも3年はかかると思っていたことから、無理をして勉強しても続かなければ意味がないと考えていました。そのため、
週20~25時間を目標として、
平日は1日当たり2時間、
休日は6時間程度勉強をしていました。
2勉強するタイミングを決める
2020年度合格
予備試験合格
私は司法修習直前までサラリーマンをしており、司法試験の勉強は、
出勤前の2時間、
飲み会のない平日夜の2時間と
土日の各10時間の合計で
週平均35時間しか時間が取れませんでしたが、
時間としては十分と考えます。
どの"科目"を、"いつ"勉強するのかまで決める
2021年度合格
予備試験合格
1週間のうちの
月曜から日曜までの7日に勉強する科目(基本7科目)をそれぞれ予め割り振ったり、
同じ日に複数の科目の勉強をしないようにしました。
3余裕がある時期と繁忙期と強弱をつける
2020年度合格
予備試験合格
業務の繁閑があるので、忙しいときは勉強する時間を確保できない分、
時間的余裕があるときに多めに勉強していました。
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科目の偏りを防ぐ勉強方法
2021年度合格
予備試験合格
仕事等で忙しくて勉強できなかった科目が偏らないように
1週間ごとに科目の割り当てをシャッフルしたり、
選択科目は連休に集中して勉強したりするなど、勉強の方法を様々に工夫しました。
4「隙間時間」を徹底的に利用する
2021年度合格
予備試験合格
私は、立てたスケジュールを実行するために自分の可処分時間を週単位で割り出しました。可処分時間を捻出する上で重要なことは
隙間時間を利用することです。例えば
通勤や通学の時間、
トイレや食事の時間など
片手が空いている時間があれば隙間時間として
暗記の時間に利用できます。
隙間時間に充てた、勉強方法とは
2021年度合格
予備試験合格
仕事の昼休み時間のほぼ全てを、短答式試験の過去問をチェックする時間に充てるなど、勉強の質と量が同時に向上しました。その結果、予備試験に合格し、再度司法試験の受験資格を得ることができました。
まとめ
社会人受験生の共通点として、「勉強に充てられる時間」を把握した上で、生活リズムに合わせて勉強方法を工夫しながら取り組んでいます。「勉強時間が十分に確保できない」と悩んでいる方は、自分が勉強に充てられる「時間」の整理から始めてみてはいかがでしょうか。
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