TKC主催の「全国統一模試」と司法試験との相関関係
模試を受験した後は判定結果が気になりますが、これは司法試験の結果にどのくらい影響があるのでしょうか。TKC主催の「全国統一模試」では、2023年
全国統一模試の合格推定圏(「短答の合格推定ライン以上」かつ「論文・短答の合格推定ライン以上」の成績であった方々)の受験者のうち、
84.4%が2023年司法試験に合格しており、司法試験本番と高い相関関係があることがわかります。
過去の受験生の実績は TKC主催模試の詳細を見てみる
先輩合格者が感じた、TKC模試判定
の信憑性
2021年度合格
明治大学法科大学院・既修 2021年修了
私の経験では、TKCの模試の順位と、本試験の順位は
プラスマイナス5%の範囲内で一致すると感じています。
2021年度合格
京都大学法科大学院・未修 2021年修了
模擬試験の結果は、
本試験と総合順位の点でかなり一致していたため、ある程度の成果(A~B判定)があった人は安心材料としていいと思う。
模試の成績が良くても、浮かれすぎには要注意
2015年度合格
早稲田大学法科大学院・未修 2014年修了
元々短答式試験は得意でしたが、1回目の受験では失敗しました。それは
直前模試の成績に浮かれ、直前期に
短答式試験のみで問われる細かい知識を詰めこまなかったためです。
模試の判定結果の受け止め方
2021年度合格
南山大学法科大学院・未修 2019年修了
模試の結果については、模試前に特に力を入れていた
短答の知的財産法の成績が以前より良くなっていることを確認した他は、
論文式試験の書き方(三段論法が徹底できていない等)
についての指摘を参考にしつつ、判定などの結果については
それほど重く受け止めませんでした。良い結果で喜んでもそれは
本番の試験の結果ではなく、また悪い結果であっても落ち込む暇はなかったためです。
【合格に近づく、受け止め方のポイント】
- 判定の結果は重く受け止めない
- 指摘事項等の"内容"を確認する
本番で30点以上も点数が伸びたケースも
2021年度合格
大阪大学法科大学院・既修 2021年修了
在学中は授業が忙しかったこともあり、
短答式試験の勉強をする時間は通学中くらいしかなく、司法試験直前の3月に受けたTKC「全国統一模試」では
あまり理想的ではない点数でした。そこで、TKCの「
短答式試験過去問題演習トレーニング」をうまく活用できないかと考えました。朝一番に起きてパソコンをつけ、
午前中はまるまる短答対策に集中することにしたのです。その結果、
本番では30点以上も点数を伸ばすことに成功しました。
「短答式試験過去問題演習トレーニング」とは
「短答式試験過去問題演習トレーニング」とは、「
法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける演習システムの1つで、
司法試験短答式試験の過去問題を演習できます。日々利用すると、
学習の進捗状況や
正答率が記録されるので、
間違えた問題に絞って集中して演習する等、本試験に向けた復習ツールとしても効果的です。
直前期の今から詰め込みやすい科目・分野はある
2015年度合格
早稲田大学法科大学院・未修 2014年修了
TKCから提供されている演習システムの良いところは、問題を
分野別に短期間に集中してシャワーのように浴びられることです。特に
憲法の統治機構や
民法の家族法、
刑法の刑罰論などの分野は、問題を浴びることによって
直前期に短期間で詰めこむことができます。この方法を実践したことにより、2015年度の短答式試験では
総合160点を超え、
2桁順位になりました。
本番当日まで使える 修了生サポートシステムの詳細を見てみる
判定の良し悪しよりも、1つずつの積み重ねを大切に
20121年度合格
中央大学法科大学院・既修 2021年修了
私は、まともに勉強をスタートさせたのがロースクール入学後からと遅いことに加えて、学部・ロースクールともGPAは低く、ロースクールの2年から3年への進学時には受験1回目での合格率が16%、直前期の
TKC「全国統一模試」でも下位25%と、客観的にみれば
1回目で受かるはずのない状況にあったと思います。
ただ、最後の最後まで、
自分に足りないものが何か、
試験で効率的に点を取るにはどうしたら良いかを考えながら課題に取り組んだこと、そして試験当日、「自分はできる」と言い聞かせながら強気のメンタルを作り、最後まで折れずに答案を書きあげられたことが合格につながったのだと思います。
どんなに試験本番までの成績が悪かろうと、合格できないことはありません。悲観的になることなく、
1つずつやるべきことをやって積み重ねていくことが大事なんだと思います。
【計画】合格に必要な1日の勉強時間は
当日まで継続する、勉強スケジュールの立て方