試験本番の手応えはあてになる

　2018年度合格　
早稲田大学法科大学院・既修 2017年修了

　本番の手ごたえはあてにならないため、終わった瞬間に次の科目に集中するようにしてください。私の例では、民事系科目の２日目で手ごたえがなく、枚数も少なかったためその夜は人生３本の指に入るほどの悪夢にうなされましたが、結果はその民事系が一番よく、合格の原動力となったということがありました。

"手応え"と結果が一致するとは限らない

　2021年度合格　
東京大学法科大学院・既修 2020年修了

　私も、司法試験１日目の公法系科目が両方途中答案となってしまい、帰宅後はとても落ち込みました。それでも最後まで試験場に向かい続け、結果的に合格に必要な点数を取ることができました。仮に結果が異なっていたとしても、このときに一縷の可能性に賭けて試験と向き合えてよかったと感じたと思います。

試験が終わった科目との向き合い方

　2022年度合格　
名古屋大学法科大学院・既修 2021年修了

　試験期間中意識したことは、日々試験が終わった科目については振り返らないことでした。今振り返っても覚えていることは、はっきり申し上げて、うまく書くけなかった問題やこうすればよかったという後悔だけです。

試験当日に意識したい３つの心構え

1. あせらない
2. 試験を最後まで「受けきる」
3. 次の試験のことを考える

１あせらない

　2021年度合格　
中央大学法科大学院・既修 2021年修了

　　自分が難しいと感じた問題は、おそらく多くの受験生も難しいと感じているはずです。そこで一旦深呼吸するなどして落ち着いて、問題の作成者は何を書かせようとしているのか、という視点から考えることが大切です。

２試験を最後まで「受けきる」

　2022年度合格　
慶應義塾大学法科大学院・既修 2022年修了

　　かなり難しい問題が出題される可能性もありますが、司法試験は相対評価であることを心にとどめておけば、思うように得点できなかったとしても問題ないと思います。令和４年度も、初日の憲法で思いもよらぬ出題がなされたせいか、翌日、受験会場に来ていない受験生が近くの席にもチラホラ見られました。そのような出題があったときは全員同じ状況だと考え、気にせず全部受けきることが合格につながります。 受験前日まで復習するなら 修了生サポートシステムの詳細を見てみる

３次の試験のことを考える

　2022年度合格　
中央大学法科大学院・既修 2022年修了

　　司法試験本番はとても緊張し、いつもよりも答案を書けなかったと感じることが多いですが、それは他の受験生も同様です。５日間の本番期間中、１日目や２日目の試験終了直後には、不安から他の受験生等がＳＮＳに書き込んでいる問題の感想等を見たくなってしまいますが、その内容が合っているかどうかも分かりません。私は、無駄な時間を使い落ち込んでしまうことがないように、その日の試験が終わったらすぐに次の試験について考えるようにしていました。

試験を振り返るタイミング

　2022年度合格　
名古屋大学法科大学院・既修 2021年修了

　司法試験は、数日にわたって行われる試験である以上、モチべーションを維持することが合否に大きく影響すると感じました。復習は全ての試験が終わってからでよいのです。

「終わった科目は振り返らない」

　2022年度合格　
東京都立大学法科大学院・既修 2021年修了

　当日は、１科目終わったら次の科目のことだけを考えてください。もう先輩方から聞いているかもしれませんが、終わった科目を振り返らないことです。マジで時間の無駄です。そんな時間はありません。もったいないです。これだけ強調したら当日はしませんね。

全科目に集中する

　2022年度合格　
予備試験合格

　司法試験本番では毎科目一喜一憂することがあると思いますが、後ろを振り返らず、気持ちを切り替えて次の科目のことを考えるようにしてください。手応えがなかったとしても、結果を見てみたら結構いい評価をもらえていたりするので、全科目集中できた人が受かる試験だと思っています。

試験終了まで、諦めない気持ちで挑んで

　2021年度合格　
京都大学法科大学院・既修 2020年修了

　　試験は中日を除いて４日間ありますが、なんの失敗もしないまま最後まで駆け抜ける人はほとんどいません。必ず最低１回は、「やらかした」と思う瞬間があると思います。しかし、そこで決して焦ったり諦めたりしてはいけません。最後まで平常心で受けきりましょう。短答式試験の刑法が終わるその時まで、自分を信じて頑張ってください。