勉強スケジュールを立てる前に
2022年度合格
予備試験合格
受験勉強で心がけていたことは、論証集を読むことや答案練習など、
分量が多く時間を要するもの、かつ
日々の積み重ねが大切なものについては、
時間を決めて毎日取り組むようにしていました。例えば、
夕食後1時間は必ず論証集の理解・暗記をする、
択一式六法を読み込む、などです。
勉強時間を管理することの効果
2022年度合格
予備試験合格
司法試験の学習内容は膨大で、過去問の量も非常に多いです。そのため、特に
「最近手が回ってないな」と感じるものが必ず発生します。このような
やり残しを放置せず効率的に学習を進めるために、
時間決めて毎日こなすという勉強スタイルは正しかったと思います。このことは、日常の生活と試験勉強の両立に限らず、短答式試験と論文式試験の勉強の両立や、選択科目の勉強や素読の時間確保においてもいえます。
1法科大学院生の場合
2022年度合格
同志社大学法科大学院・既修 2022年修了
私の1日のスケジュールは、基本的には、
朝8時に学校に行き、深夜2時には寝るというものでした。具体的にいうと、
午前中は短答式試験の勉強を中心に行い、
午後からは論文式試験の勉強を行っていました。
授業がない日の、ある1日のスケジュール
2022年度合格
同志社大学法科大学院・既修 2022年修了
授業がない日の、ある1日のスケジュールは以下の通りです。
ご覧のとおり、私の学習スケジュールはかなりタイトでしたが、
月に2回は勉強しない日を必ずつくり、映画を見たり友達と出掛けたりするなどしていました。その代わり、上記の2日以外は1日も休まず勉強し、休憩時間も極力少なくするように努めていました。日々の学習スケジュールがタイトであっても、
月に2回の休みの日を楽しみにすることで
メリハリのある受験生活を送ることができたと考えています。
2社会人受験生の場合
2022年度合格
大阪市立大学法科大学院・既修 2018年修了
受験勉強時の1日のスケジュールは、
午前中に過去問演習、
午後にインプットという流れが一番良かったです。仕事の後は、疲れてしまってあまり集中できないので、
仕事の前に集中力を必要とする過去問演習、
仕事の後にゆったりとインプットを行いました。
過去問演習の具体的な内容
2022年度合格
大阪市立大学法科大学院・既修 2018年修了
主に
答案構成と出題趣旨・採点実感を使った復習です。特に、採点実感は、
それぞれの論点について受験生がどの程度できているのか、
どの程度できれば合格ラインなのかということを知ることができました。加えて、難しい知識を復習しすぎたり、インプットの方向性を誤ってしまったりする危険を回避できる素晴らしい教材です。必ず活用したほうがよいと思います。
「出題趣旨・採点実感」を使って効率よく復習するには 修了生サポートシステムを利用する
3本試験直前期の場合
本試験直前期の場合
2021年度合格
慶應義塾大学法科大学院・既修 2021年修了
直前期においては、
午前中に短答式試験の対策をやると決めていたので、10時くらいから13時くらいまで、
憲法と刑法はTKCの「短答式試験過去問題演習トレーニング」で、
民法は、「短答過去問パーフェクト」(辰巳法律研究所)などの紙媒体で勉強しました。お昼を挟んで14時から16時半くらいまで、その日起案をしない科目を2科目(民法を起案するなら、憲法・行政法など)勉強、16時半から2時間時間を計って司法試験の過去問を起案し、夕飯・入浴を挟んで、20時半からその日に起案した問題の出題趣旨等と分析本を読んでチェックをしていました。その後、21時半から、その日にまだ触れていない科目を2~3科目くらいやって、
23時半に勉強を終了、あとは、ユーチューブなどを見て1時過ぎに寝るという感じでした。
【本試験直前期の1日の勉強スケジュール(例)】
もし週単位で計画を立てるなら
2021年度合格
予備試験合格
週の計画を立てる上での注意点は、無理なスケジュールを回避するために、
やるべきことが終わらなかった時のための自由時間を、
1週間当たり半日確保しておくことです。というのは、計画通りに勉強が進まなかったら人は嫌になってしまうからです。
勉強時間を記録するなら
2021年度合格
予備試験合格
スケジュール帳を使う場合、
できるだけ細かく時間が記載されているものを購入することをお勧めします。そうすることで
分単位、時間単位でのスケジューリングが可能になります。
勉強時間を設定する時の注意点
2021年度合格
神戸大学法科大学院・既修 2021年修了
勉強時間を増やそうと睡眠時間を削ることも多く、その結果体調を崩し、かえって勉強時間が少なくなることもありました。途中で「
基本的に日没以降は勉強しない」と決めてからは落ち着きましたが、司法試験の勉強は1年や2年、あるいはそれ以上の長期戦で、誰もが不安や焦りからどこかの時点で無理をするので、
心身の健康をどれだけ保てるかも勝敗を決める大きな要素です。「
規則正しく、余裕のある計画」が重要だと痛感しました。
まとめ
2021年度合格
法政大学法科大学院・未修 2020年修了
司法試験は、
計画性が大事な試験だと思います。
試験半年前から試験当日までの期間は特に大事になると思いますので、皆さんには
1日1日をどのように過ごすかを、特に意識して過ごして欲しいと思います。
睡眠時間を削るより、
移動中等のスキマ時間も活用して
合格に必要な勉強時間は受験生それぞれで異なります。そのため勉強時間が少ないからと無闇に睡眠時間まで削ると体調を崩す恐れもあります。そこで、休憩中や移動中等のスキマ時間でも
昨年TKC模試で出題した問題が無料で解ける「 TKC司法試験模試チャレンジ」 を上手く活用して短答式対策をしていきましょう
【計画】社会人でも勉強時間は確保できる
忙しくても続けられる、勉強時間"不足"解消法