2024/04/25

模試の結果に一喜一憂しない
「受けっぱなし」にしない、効果的な模試復習法

在校生 修了生 模試
 

模試結果は、「ただ」受け止める

 2023年度合格 
明治大学法科大学院・既修 2019年修了

 結果が出た後は、評価の良し悪しに関係なく、「模試は模試、本番は本番」と割り切り、結果を受け止め、復習をしましょう。

たとえ悪くても落ち込まない

 2023年度合格 
予備試験合格

 できなかった問題は復習してできるようにすればよいし、むしろ失敗したのが模試でラッキーくらいのメンタルでよいと思う。
判定の受け止め方に関するおすすめ記事ならこちら:
【直前】模試の判定結果に意味はない
 合格に近づく、判定結果の受け止め方

模試の「受けっぱなし」に問題あり

 2023年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2023年修了

 TKC「全国統一模試」を受験している司法試験受験生は多いため、この模試で出た問題を把握していなければ、本試験で同様の問題が出題された場合に、他の受験生に相対的に書き負けてしまうことになります。

類似問題が出題されるケースも

 2023年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2022年修了

 本試験での出題可能性が高いものが出題されるため、これを参考にヤマを張ることができます。実際に今年は、模試で問われた内容がそのまま本試験でも問われましたので、模試の内容はきっちり復習しておくことをお勧めします。

 2023年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2023年修了

 現に、令和5年の司法試験論文の民法ではTKC「全国統一模試」と類似した設問が出ました。模試の復習をしておいて本当に良かったと思いました)。

TKC主催模試受験後の復習は、「WEB成績表」で

 TKC主催模試受験後の成績表は、「法科大学院修了生サポートシステム」内の「WEB成績表」にて確認できます。模試の結果や自分の立ち位置の把握はもちろん、短答式・論文式の問題・解説PDFから、論文解説講義・論述検討講義のWEB解説動画の視聴、添削済答案、優秀答案PDFの閲覧まで、しっかり復習することができます。 TKC主催模試「WEB成績表」を確認する受験生 「WEB成績表」とは TKC主催模試の詳細を見てみる

「WEB成績表」で復習する3つのポイント

  1. WEB解説動画を視聴する
  2. 添削済答案の講評を確認する
  3. 不安な論点等は見直せるようまとめておく

WEB解説動画を視聴する

受験後は、「論文解説講義」

 2023年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)

 TKC「全国統一模試」では、模試終了後にまずは論点についてのWeb解説講義が配信されるのですが、どのような思考で論述していくかについての丁寧な解説があり、問題に対する心構えを学べました。

結果発表後は、「論述検討講義」

 模試の結果発表後には、優秀答案に関して講評をする講義も配信されます。これは本当に有用でした。自分の答案を手元に置きながら、「この部分については必須で書かなければならなかった」、一方で「この部分については優秀答案でも書けなかったのだから書けなくても仕方がない」と、答案のメリハリについて学ぶことができました。
※「論述検討講義」の配信は、5月31日(金)を予定しています。
WEB動画を視聴しながら復習する受験生

添削済答案の講評を確認する

 2023年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2023年修了

 答案添削では、実際の答案に赤を入れるだけでなく、各設問の点数や講評を記した紙を入れていただいたことで、自分の答案への客観的評価を把握できたとともに、自分の書き方では意図が伝わらない部分も把握することができました。

(例1)条文を指摘していない

 2023年度合格 
神戸大学法科大学院・既修 2023年修了

 添削では私の癖である条文を指摘しない点について的確にコメントされており、直前期における過去問の演習等ではその癖がでないように意識しながら演習することができました。本試験では、そのコメントを踏まえて問題に解答することができ、民事系でのA評価につながったと思います。

(例2)論証パターンが書けていない

 2022年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2022年修了

 添削された自分の答案を見て、指摘された問題点を残さずつぶしていきました。論証パターンが書けていないと指摘されたため、一から論証集を覚えました

(例3)あてはめが弱い

 2022年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2022年修了

 あてはめが弱いと指摘されたため、模範答案を見て、「何を書けばよいのか」あるいは「何を書いてはいけなかったか」を徹底的に分析しました。 添削済答案とコメントで復習する受験生

不安な論点等は見直せるようまとめておく

 2023年度合格 
同志社大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)

 解答冊子のうち、不安な論点や落とした論点の解説部分を別にファイリングして、読み込んでいました。

まとめ

 2023年度合格 
予備試験合格

 TKC「全国統一模試」が初めて受けた模試であり、自分の相対的な位置を確認できたことで精神的安定剤になりました。もちろん解答できなかった問題もありましたが、その部分の知識は勉強して習得すればよいことですし、短答・論文どちらの勉強が不足しているのか、科目ごとの順位などを確認して、試験前に自分の立ち位置を知ることができたので、その後の勉強方針にも役立ちます。

 2022年度合格 
東京大学法科大学院・既修 2022年修了

 模試は復習が何よりも大事。解答解説集に書かれた内容が本番の試験でも出るはずと考え、じっくり復習しましょう。
苦手な科目・問題への対策は、
十分にできていますか
模試の判定結果の良し悪し以上に、間違えた問題や指摘事項等の"内容"を確認して、どこに集中して対策していくべきなのかを分析することも大切です。既に昨年TKC模試で出題した短答式問題が無料で解ける「 TKC司法試験模試チャレンジを解き終えている場合も、間違えた問題に再挑戦して苦手を潰していきましょう
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