2022/01/27

暗記さえできれば合格点は取れる
基礎的知識を定着させる暗記の苦手克服法

在校生 修了生 過去問

短答式試験では、暗記が問われる

 2021年度合格 
一橋大学法科大学院・未修 2019年修了

短答式試験は試験委員が重要だと思った問題がでてきます。そのため、一部記憶が必要な問題はあるにせよ、論文式試験で使える基礎的な知識や思考回路があれば、「論点は知らないけれどこういう分野ではこういう結論になる傾向にある」という、ある種の相場観のようなものが作れるはずです。

司法試験の短答式試験とは

司法試験の短答式試験は、憲法、民法、刑法の3科目について行われ、筆記の方法で行われる論文式試験とは異なり、マークシートで解答する問題で、裁判官や検察官、弁護士を目指す受験生の皆さんが専門的な法律知識を有しているか等を目的に出題されます。
【司法試験の短答式試験】
試験科目 問題数(配点) 試験時間
憲法 20問程度(50点満点) 50分
民法 36問程度(75点満点) 75分
刑法 20問程度(50点満点) 50分

「基礎的な知識」を養うための
"暗記"が苦手な場合は

 2021年度合格 
東洋大学法科大学院・未修 2018年修了

基本的な理解が必要とはいうものの、理解の前提には暗記が必要です。その暗記のために効果的だったのが、TKCの演習システムです。特に「基礎力確認テスト」は、体系別に基本的な事項を○×で問うもので、短時間で大量の確認ができる点に最大のメリットがあります。演習履歴も見られるため、自分がしっかりと暗記できたかどうか振り返ることもできます。この「基礎力確認テスト」を繰り返し学習することで、暗記に関しては問題なくなると思います。

暗記克服のカギを握る、「基礎力確認テスト」とは

「基礎力確認テスト」とは、「法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける演習システムの1つで、過去問演習とは異なり、「コア・カリキュラム」に基づいた分野別の問題一問一答「○×形式」で演習できるので、苦手分野の集中的な演習にも効果的です。

覚える情報量が多いと感じているなら

 2021年度合格 
明治大学法科大学院・既修 2021年修了

情報を広げず、TKCの「基礎力確認テスト」(一問一答○×形式)の問題等を中心に勉強し、一度でも間違ったものは残し、正解したものは消去していきました。私の経験からは、仮にまぐれで正解したとしても一度正解したものはけっこう間違わないという感覚があったので、情報を減らすという点から間違ったもののみを残して勉強する方法をとっていました。

正誤判断だけでなく、「理由」まで意識すると他の問題でも応用できる

 2021年度合格 
明治大学法科大学院・既修 2020年修了

過去問を解くときに心がけたのは、単にその肢の正誤を確認するだけでなく、なぜそうなるのかという理由を意識しながら解くことです。こうすることで、肢で問われている事案が変わっても正誤を判断できるようになりました。
過去問を繰り返し解く時のおすすめ記事はこちら:
【短答】"繰り返す"からこそ意味がある
 過去問&模試の"繰り返し"学習のコツ

毎日全科目の問題に触れよう

 2021年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2021年修了

短答式試験の対策は、法科大学院の期末試験が終わった2月頃から始めました。「短答過去問パーフェクト」(辰巳法律研究所・最新年度用)を、司法試験までに4周解きました。暗記した知識が記憶から抜けないようにするため、毎日全科目の問題に触れるようにしていました。
「短答過去問パーフェクト」に関するおすすめ記事はこちら:
【短答】「肢別本」は、解いた方がいい
 「短答過去問パーフェクト」との使い分け

直前期に勉強するならどのくらい時間を割くべき

 2021年度合格 
東北大学法科大学院・既修 2021年修了

確実に正解できる問題を徐々に増やしていき、試験直前に確認すべきものを限定するように意識しました。短答は論文に比べ直前まで実力が伸びやすいため、3月から毎日2~3時間を短答式試験対策に割きました。結果として、それが合格に寄与したと感じます。特に民法については、条文や判例の知識が端的に出題されることが多いため、点数の伸びに直結しやすいと思います。

理想は瞬時に正誤の判断ができるまで定着させよう

 2021年度合格 
立命館大学法科大学院・既修 2021年修了

短答式試験はあくまで暗記を問う試験であり、本番の試験会場で1から考えている時間はありません。問題を見て瞬時に正誤を判断できるようになるまで時間をかけて覚えていくしかないと思います。
「絶対に忘れない問題」を確保するために、
繰り返し解く習慣づけを
過去問や肢別本等を繰り返し解くことが「億劫だ」「苦手だ」と感じて、つい避けてしまうこともあるかもしれません。そんな時は気軽な気持ちで、昨年TKC模試で出題された問題が1問1答の〇×形式で解ける TKC司法試験模試チャレンジを使って問題を繰り返す解く習慣づけをしていきませんか

 2021年度合格 
東北大学法科大学院・既修 2021年修了

短答は選択問題である分、いかに絶対の自信を持って判断できる選択肢を持っているかが最終的に重要となると思います。TKCの「司法試験模試チャレンジ」は正答・誤答のチェックが一目瞭然となる上に何度も繰り返しできるので、「絶対に忘れない問題」を確保するのに役立ちました。
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