足切りギリギリの点数しか取れなかった
原因は
2021年度合格
上智大学法科大学院・既修 2017年修了
私は短答式試験が本当に苦手で、
合格する前年度までは足切り+数点というギリギリの点数しか取れませんでした。『短答過去問パーフェクト』(辰已法律研究)を使用していましたが
何となく答えを覚えてしまい、
周辺知識を問われると答えられないことに原因があると考え、対策を練りました。
過去問題も答えの番号"だけ"を覚えていませんか
2017年度合格
京都大学法科大学院・既修 2017年修了
私は短答式試験対策として過去問題集に取り組みましたが、2回目を解いている時点で
答えの番号だけを覚えてしまい、
このまま解いていても勉強にならないことに気づきました。
その回避策として取り入れた学習法とは
2017年度合格
京都大学法科大学院・既修 2017年修了
肢別問題集「考える肢シリーズ」(早稲田経営出版)と
択一六法「
完全整理択一六法シリーズ」(LEC)での学習に切り替えました。苦手な憲法は難易度がAランクのみ勉強し、民法と刑法はCランクも押さえました。
「完全整理択一六法シリーズ」とは
「完全整理択一六法」シリーズ(東京リーガルマインド)とは、条文毎に条文の趣旨や関連する判例、過去問題の出題情報等がまとめられている逐条形式テキストとして、多くの司法試験・予備試験を目指す受験生に使用されており、その使用目的は大きく3つに分かれています。
- 条文の読み込み用として
- 間違えた問題の復習として
- 直前に見返す一元化教材として
1条文の読み込み用として
2021年度合格
慶應義塾大学法科大学院・既修 2021年修了
民法は
従来の過去問のみでは改正部分に対応できないと感じたため、択一六法の条文の改正部分を読み込みました。
2間違えた問題の復習として
2021年度合格
京都大学法科大学院・既修 2021年修了
間違えた問題に関する条文は「
択一六法」(LEC東京リーガルマインド・最新年度用)で確認し、知識を定着させました。
3直前に見返す一元化教材として
2021年度合格
早稲田大学法科大学院・既修 2021年修了
改正点が多い民法については新司法試験過去問約15年分を全問2周+間違えたところを3周と、かなり重点的に勉強しました。憲法や刑法は、判例の言い回しや学説の対立問題などの苦手な部分に絞って取り組みました。間違えた部分は、論文用とは別に
択一六法等の一元化教材にマークしたり書き込みをしたりして、
直前に見返すことができる形にしました。
直前に見返しやすいようにするには
2019年度合格
早稲田大学法科大学院・既修 2018年修了
肢別式問題集を一通り解いて間違えた個所を
短答用のまとめ教材(「
択一六法」(LEC総合研究所)、「
逐条テキスト」(早稲田経営出版)等)に印をつけていき、上記まとめ教材に
優先度順に赤、黄、緑の付箋を貼り、試験直前に
苦手分野を優先的かつ網羅的に見返せるようにしました。
"繰り返す"とは、理解するまで基本に
"立ち返る"こと
2021年度合格
上智大学法科大学院・既修 2017年修了
具体的には、正答率を意識して
正答率70%以上のものを徹底的にやり込んだら
次は40%以上、と優先順位をつけたうえで
理解していないものは少し時間がかかっても基本書に立ち返り、「
択一六法」(東京リーガルマインド)に書き込み、
書き込んだものを何度も回すという方法で学習しました。
【短答】「肢別本」は、解いた方がいい
「短答過去問パーフェクト」との使い分け