法科大学院での勉強は役に立つ
2023年度合格
同志社大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)
入学当初の成績は、足切りになった科目があるなどお世辞にも良いとはいえないものでしたが、
法科大学院の環境を最大限に活かすことで、短期間で結果を出すことができました。
2023年度合格
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)
法科大学院における学習も司法試験に役に立たないわけではありません。
授業で取り扱う事柄は研究者の先生方が今後の実務や学界において重要だと考えるポイントであり、それは司法試験の問題が作成される際にも共通する視点だと考えます。
授業時間も無駄にしない4つのポイント
1目標は「年単位」で設定する
2023年度合格
名古屋大学法科大学院・既修 2023年修了
私は、年単位で目標を決めて勉強に取り組んでいました。例えば、
法科大学院の既修コース1年次には法科大学院で良い成績を取ること、
既修コース2年次には予備試験の合格、
法科大学院修了から司法試験までは司法試験合格を目標にしていました。
年単位で目標を設定した理由
2023年度合格
名古屋大学法科大学院・既修 2023年修了
私が目標を年単位で決めていたのは、
目先の目標があった方がその瞬間の勉強に集中できると考えたからです。もちろん、「3年後の司法試験のために、今これを頑張る」ことができる方は良いですが、そんな人ばかりではありません。例に漏れず私もそうでした。
2授業を受ける「目的」を明確にする
2019年度合格
予備試験合格(関西学院大学法科大学院中退)
授業時間は90分×15コマあります。法科大学院の人は、
この時間を無駄にすると、非常に非効率的な時間を過ごすことになります。
教科書や百選を読んで理解できる部分は、それを読んで理解すればよいです。授業は、
教科書を読んでわからない部分や教科書の記述を誤解していないかを確かめるものとして利用することが効率的です。
3授業前の「予習」を入念にする
2019年度合格
予備試験合格(関西学院大学法科大学院中退)
授業を効率的に利用するためには、
授業までに教科書を読み込み、
該当分野の自分の理解度をはっきりさせておく必要があります。こうした理由で、私は授業に向けた予習を入念にしていました。
授業では一通りの範囲を学習することになります。そのため、授業についていくように教科書を読み進めると、
1つの学期が終わるころには教科書1冊を通読し終えた状態になりました。こうすることで、網羅的な知識を獲得することができました。
予習レベルを決めておく
2019年度合格
関西学院大学法科大学院・既修 2019年修了
とにかく分からないことばかりだったため、「
授業までに疑問点をクリアにしておくこと」を最低限の目標にして、授業の予習をしていました。疑問点をクリアにしておくというのは、
自分の言葉で「どこまで理解できていて、どこからが分からないのか」や「自分はこのように解釈しているがこの考えは正しいのか」といった質問ができるよう準備をしておく、という意味です。
予習や授業時で、より知識を深めるために
2020年度合格
関西学院大学法科大学院・既修 2019年修了
法科大学院の授業では、「
判例百選」(有斐閣)に掲載されている判例以外にもたくさんの判例を扱い、時には
1つの事件を地裁から最高裁まで追って一連の流れを学習する機会もあります。「
LEX/DBインターネット」の判例検索データベースは使いやすく、かつ
必要十分な情報が載っていて、
授業の予習をする際にとても役立ちました。
「LEX/DBインターネット」とは 修了生サポートシステムの詳細を見てみる
4過去問題は無理に取り組まない
2023年度合格
同志社大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)
入試時の成績があまりよくなかったので、2年次中は司法試験の過去問に取り組むことよりも、
授業で扱った事例問題について答案を作成し、基礎の再確認と演習量の確保をしていました。
答案作成は授業の復習も兼ねていたため、レジュメや「判例百選」(有斐閣)、基本書などを参照して、自分が書ける最良の答案を作成しました。
受験勉強する上での注意点
2023年度合格
法政大学法科大学院・既修 2023年修了
受験勉強で気を付けた方がよいのは、
何も考えず「とりあえず」授業を聞く、「とりあえず」予備校の講義を聞く、「とりあえず」基本書を読むといったように、
目的意識がないまま「とりあえず」という姿勢で取り組んでいる場合です。
まとめ
2023年度合格
法政大学法科大学院・既修 2023年修了
勉強する際に目的意識を持っているかどうかで、身につき方が違うと思います。自覚しにくいかもしれませんが、
取り組んでいる勉強がなぜ必要なのか、
どういった効果が見込めるか、
いつまでに終わらせるかという見立てと計画が立っているか、一度確認してみるとよいかと思います。
【計画】計画を立てないのは、実は危険
無理なく続ける、試験当日までの計画策定法